wine01|ITSAS MENDI 2023

w001_ITSAS MENDI 2023(イチャスメンディ)
葡萄編:香りは愛しいなのに最後で私を傷つけるワイン

ITSAS MENDI 2023は、スペイン・バスクの海風を思わせる白ワイン。
爽やかな青リンゴと白い花の香り、微炭酸がもたらす軽やかさ。
けれど、その奥に潜んでいたのは──
飲み込んだあとに広がる、粗く揮発するアルコールの影だった。一見、美しい。
だがその美しさは、ほんとうの心を隠していたのかもしれない。

 

 

味わいの進行

1. 舌の左右にしびれる酸
2. 青さと微炭酸が走る
3. 徐々に浮き出るアルコール感

 

五感の記録
トップノート青リンゴ、白い花
セカンダリー焼けたハーブ、ローストした柑橘の皮
味わいシャープな酸/微炭酸/苦味/しびれ/果実味薄
余韻アルコールの粗さ/不快な揮発感/頭痛トリガー
外観色調:淡いレモンイエローに緑のニュアンス
液体の動き:グラスにゆっくりとまとわりつく、重めのレッグ
初期印象香り美/期待感高/冷たく冴えた魅力
弱点果実の弱さ/アルコールの質感/バランス不全
このワインの特殊スキル微炭酸スラッシュ(舌先にピリピリダメージ)
香りの仮面(印象よしだが、、、)
頭痛系バースト
評価(わたし視点香り美学 :★★★☆☆
違和感  :★★★★☆
記憶残留度:★★☆☆☆
価格   :★★★★★(2,980円 2025年5月)
memo・アルコール度数:12%程度
・ライトボティ
・辛口

 

さらに理解するための構成要素
要素特徴・設計意図(イメージ)
ぶどう品種オンダラビ・スリ(高酸、軽快、青み)
土地と気候海に近い冷涼な地域 → 酸味が立つ設計
スペインにしては珍しい“冷涼産地”で、
熟しきらないぶどう → 結果として軽い味わい
醸造方針発酵温度低め、酸保持。香りは立つが構造は軽い
熟成スタイルステンレス多用
ターゲット味覚軽快/シャープ/潮風感 → 海鮮に合うよう設計
微発泡と酸味の設計「舌を軽く刺激し、味の余韻を短く切る」「重たく感じさせない」

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