w002_SOAVE CLASSICO SAN MICHELE 2021(ソアーヴェ クラッシコ サン ミケーレ)
葡萄編:シンプルで澄んだ果実、その静かな余韻
ソアーヴェ クラッシコ サン ミケーレ 2021は、イタリア・ヴェネトの丘陵地が育んだ白ワイン。
白桃や洋梨のような柔らかい果実味は、甘さに頼らず、澄んだ味わいとして現れる。 軽やかな酸とミネラル感が調和し、シンプルだが完成度の高い一杯。
華やかさはなくとも、静かに美味しいそんな存在。
味わいの進行
1. クリアな果実味と穏やかな酸
2. ミネラル感が舌に静かに広がる
3. 余韻はあっさりと消え、穏やかな記憶だけを残す
五感の進行
項目 | 内容 |
---|---|
トップノート | 白桃、熟した洋梨、白い花 |
セカンダリー | 石灰、ほのかな潮風 |
味わい | 穏やかな酸/なめらか/ミネラル/シンプルで澄んだ果実味 |
余韻 | 短い/透明感ある苦味/ミネラルの気配 |
外観 | 淡いゴールド/液体は軽やか |
初期印象 | 優しい香り/無駄のない味わい |
弱点 | 派手さや記憶に残る要素は少ない |
このワインの特殊スキル | 静寂スラッシュ(雑味ゼロのクリアさ)/透明化の余韻 |
私の評価
・香り美学 :★★★☆☆
・違和感 :★☆☆☆☆
・記憶残留度:★★☆☆☆
・価格 :★★★★☆(375ml 1,600円 2025年7月)
澄んだ静寂。私のそばにいるワイン 華やかでもない。 甘くもない。でも、シンプルで澄んだその味は、確かに私の舌に触れ、心の隙間に静かに寄り添ってくる。 雑味がないこと。ぼやけていないこと。ただ「フルーツ」という小さな輪郭が、静かにそこに在るワイン。 目立たないのに、気づけばそばにいてくれる。
それはまるで、静寂をまとった友人のような存在だ。
さらに理解するための構成要素
要素 | 特徴・設計意図 |
---|---|
ぶどう品種 | ガルガネーガ(フルーツの透明感/ミネラル感) |
土地と気候 | 丘陵地/火山性土壌 (柔らかなミネラル感) |
醸造方針 | 低温発酵/フレッシュ&クリーン重視 |
熟成スタイル | ステンレスタンクのみ |
ターゲット味覚 | シンプル/ナチュラル/食事を邪魔しない設計 |
※当サイトに掲載しているワインの記録には、個人的な視点や感想が含まれています。
また、記載内容には誤りが含まれる可能性がございます。正確な情報につきましては、各商品の販売元・販売先にてご確認ください。